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カメラ

【初心者からのステップアップ】カメラ道6~F値(絞り)について~


 こんにちは!シンです。

 今回は「F値(絞り)について」書いていきます。

 実はF値(絞り)については結構前から書こうと思っていましたが、いまひとつ納得いく記事が書けなかったので先延ばしにしていました。

 というのも、深く書けば書くほど複雑になって逆に分かりにくくなることに気が付いたので何度か1から書き直しています。

 この記事で少しでも分かってもらえてカメラについて楽しくなってもらえればいいのですが。

F値とは

 F値はカメラレンズの用語です。

 F値の後ろに(絞り)と書いていますが、F値は「絞り」とも言われます。

 ややこしいかもしれませんが、これは表現の違いだけなので、「絞りを開放」と言われたら「F値を開放」と意味は同じです。

 「F値=絞り」です。

 「開放」については後ほど解説します。

F値(絞り)は人間の目でいう瞳孔

 レンズのF値(絞り)の値は人間の目でいう瞳孔の開き具合を表した値と考えてください。

 人間の目は明るい場所だと瞳孔が絞られ(狭くなり)光の量を制限します。

 反面、暗い場所だと瞳孔が開き、光を多く取り込もうとします。

 これらを数値化したものがF値(絞り)です。

左がF値が高い状態 右がF値が低い状態
まとめ
  • F値(絞り)が低いと瞳孔が開いた状態
  • F値(絞り)が高いと瞳孔が絞られた状態

F値(絞り)の効果は2つだけ

 F値(絞り)を変更することで得られる効果は以下の2つです。

  • 光の量を調節
  • ボケの量を調節

光の量を調節

 これは先ほど書いた人間の目の瞳孔と同じ働きをするという意味です。

 レンズのF値(絞り)を低くすれば瞳孔が開いた状態と同じ状態となり、光を多く取り込めます。

 暗い場所ではF値を低くしましょう。

レンズで瞳孔が開いた状態(F値が低い)

 レンズのF値(絞り)を高くすると瞳孔が狭くなった状態と同じ状態となり、光を取り込む量を少なくします。

 明るすぎる場所ではF値を高くしましょう。

レンズで瞳孔が狭くなった状態(F値が高い)
まとめ
  • 暗い場所ではF値を低く
  • 明るすぎる場所ではF値を高く

 実は上記に書いたF値の調整はどんなカメラにも搭載されている「オートモード」を使えば全部自動で調整してくれます。

 「それならこんなこと覚えなくてもいいじゃないか」と思われるかもしれませんが、次に書く「ボケの量を調節」というのはオートモードだけでは思うように調整しきれないので、ボカしたい場合は自分で調整する必要があります。

ボケの量を調節

 F値を調整するのはこのためと言っても過言ではないです。

 F値を調整することで背景のボケを自在に調整することができます。

 F値を自在に調整できればボケマスターになれます。

 と言っても難しいことはありません。

 ボカしたいなら以下のことを行うだけです。

ボケとF値の関係
  • 背景をボカしたいならF値を低くする
  • 背景をボカしたくないならF値を高くする

 これだけです。

 極端に暗い場所や明るい場所以外でF値を調整するのはボケの調整だけと考えて問題ないです。

 僕は普段F値を調整するときはボケの量をどうしたいかしか考えて調整していません。

F値の目安

  • F値を低くするとき:暗い場所 or 背景をボカしたいとき
  • F値を高くするとき:明るすぎる場所 or 背景をボカしたくないとき 

 というのはなんとなく分かったけど、目安となるF値が分からないと撮影しにくいと思いましたので、僕が撮影するときのF値の目安を書きます。

 ()の中はこういう撮影をするときはこのF値を使うという目安です。

F値の目安

F1~F2.8:バリバリ背景をボカしたいとき
      (人物撮影、動物撮影、風景写真、商品撮影)

F4~F5.6:ピントずれを防ぎたいとき、動いているものを
      撮影するとき
      (人物撮影、動物撮影)

F8~F13:隅々まで綺麗に描写したいとき(風景写真)

F1~F2.8

 一眼レフカメラなどでこのF値で撮影すると、ものすごくボケます。

 レンズによっては人物の目にピントを合わせると、耳の部分ではボケていたりするくらいボケます。

 ボケに関しては「被写界深度」という用語も絡んできてややこしくなるのですが、「被写界深度」とF値の関係は後述します。

F1.4で撮影

F4~F5.6

 F値が低すぎると後述する「被写界深度」が薄くなるのでピントずれした写真が多くなる可能性があります。

 それを防ぐため、F値を少し大きくして「被写界深度」を少し厚くしてあげることでピントずれを防ぐことができます。

F4で撮影

F8~F13

 大体のレンズはこれくらいの値に上げればそのレンズの描画性能が最高になります。

 F値が低いと写真の四隅が暗くなる「周辺光量不足」になる場合があります。

 全体を美しく撮りたい風景写真の場合は、これくらいのF値で撮ることをおすすめします。

 僕は大体F8で撮ることが多いです。

F8で撮影
F13で撮影

 F値が大きくなるにつれて背景が判別しやすくなっていることが分かると思います(判別されると生活感が溢れ出てきます(笑))。

被写界深度とF値について

 F値を調整するのはこの「被写界深度」を調整する作業と考えてください。

  • F値を低くすると「被写界深度」を薄くできるので背景をボカせる
  • F値を高くすると「被写界深度」を厚くできるので背景がボケにくくなる

F値の口頭表現

 文頭で「絞りを開放」と書きましたが、口頭でF値について語る場合、あまり「F値を低く」や「F値を高く」とは言ったりしません(もちろん意味は通じますが)。

 ではなんと表現するかとなった場合に「絞りを開放」「絞る」という表現になります。

  • 絞りを開放=F値を低くする
  • 絞る=F値を高くする

 「絞りを開放」に関しては単に「開放」と言ったりもします。

 そのため、知り合いのカメラの詳しい人に教えてもらっているときに、「絞りを開放してください」と言われたらF値を低くしましょう。

 反対に「絞ってください」と言われたらF値を上げましょう。

絞りを開放と言われたら

 「絞りを開放してください」と僕が言われたらそのレンズの一番低いF値にします。

絞ってくださいと言われたら

 「絞ってください」と僕が言われたら取り合えずF8にします。

 その後何枚が撮りつつ微調していくという感じです。

デジタルなので何回も取り直しても大丈夫

 フィルム時代とは異なり、何度も取り直すことができるのがデジタルカメラの利点です。

 僕自身1発で納得いく写真は撮れてませんので何枚も同じような写真を撮っています。

あとがき

 できる限り分かりやすく書こうと思ったのですが、やはり複雑になった感は否めません。

 基本的にF値に関しては以下のことを覚えておけば大丈夫です。

この記事のまとめ
  • 背景をボカしたいならF値を低くする
  • 背景をボカしたくないならF値を高くする

 F値を変化させるのは背景をボカすためがほとんどです。

 あとは実際にF値を色々変化させて体験してみることが一番だと思います。

 F値を操って自在にボカせるようになったらかなりステップアップできると思いますし、撮影が楽しくなると思います!

 ボカすには他にも要素がありますので、こちらの記事も是非参考にしてください。

【スマホでも簡単に使える技】カメラ道4~ボカせばなんとかなる~

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 参考になれば幸いです。

 最後までお読みいただきありがとうございました。

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こんにちは!シンです。 関東在住の30代サラリーマン男性です。 本業はメーカーで設計をしています。 人生をより豊かにできるための情報を発信していけたらいいな、と思いブログを始めました。