こんにちは!シンです。
早速ですが、高配当株投資にはメリットがたくさんあります。
メリットがあればデメリットもありますが、
今回はメリットに焦点を当てた記事となります。
高配当株投資に興味がある人、
インデックス投資に比べて効率が悪いため、高配当株投資に疑問がある人
どちらにも参考となる記事となっていますので、
最後まで読んでいただければ幸いです。
①会社からの理不尽に対抗できる
日本人の約9割は会社員や公務員といった組織に属し、給料をもらっています。
そして日本では会社などの組織以外から収入を得ている人は少ないです。
つまり、会社などの組織から離れてしまうと収入が0になります。
多くの日本人が会社からの組織からしか給料をもらっていません。
会社を辞めたりすると一気に収入が0となります。
そのため、会社以外からの収入というのはとても貴重になります。
僕は会社の言うことに従い続けた結果、体を壊した方を見てきました。
体を壊すまで働き続けることは異常なことです。
何がそこまで無理をさせるのかという理由の中には
会社を辞めると生活が成り立たなくなる
という理由も少なからずあったはずです。
ブラック企業の中にはそういった心理を突き、
理不尽なことをする会社が現実としてあります。
そういった理不尽に対抗するには
会社以外から収入源を作る
ことです。
そうすることで、会社から無理難題を言われても
最悪、辞めるということも臆せず言うことができます。
ブラック企業の経営者には
自分たちがお金を握っているから反抗できないと
高を括っている人間もいます。
それに従っていると社会全体としてブラック企業はなくなりませんし、
社会もよくはなりません。
そういった理不尽への対抗手段の第一歩として
高配当株投資を行い、配当金という収入源を確保してみるのはいかがでしょうか。
②投資の恩恵を先送りせずに今も充実させることができる
人生は長いです。
インデックス投資は老後不安を抱えている若い人にとっての最適解になります。
しかし、インデックス投資へ全力を注ぐということは
現在味わうことができる幸福を後回しにするというデメリットを秘めています。
配当金というのは今も大切にすることができます。
受け取る配当金というのは自由にすることができます。
再投資して将来に備えるもよし、
現在を充実するために使うもよし、
と自由度が高いです。
配当金はもらう際に税金がかかるため効率が悪いと言われていますが、
その言い分は正しい反面、
将来的に金融所得課税増税のことを考えると
増税前にもらっていた方が得だったということも考えられます。
③アクティブ投資の経験はインデックス投資の取り崩し時にも役に立つ
高配当株投資はアクティブ投資なので
自分で調べて検討した上でタイミングを計って投資をします。
こういった投資経験というのはお金には代えられない貴重なものです。
投資経験というのは長く続けていけば福利効果のように伸びていきます。
インデックス投資をドルコスト平均法で積み立てていくことは
誰にでもおすすめできる投資法であり、
長期的に資産増加を狙える優れた投資方法であることは間違いないですが、
インデックス投資唯一の欠点は
投資経験を積めない
ことです。
インデックス投資の出口戦略は4%ルールという方法が確立されています。
方法は確率されていますが、その方法を実行するのは本人です。
株式市場を理解し、取り崩していくことは将来の自分ということを考えると
インデックス投資メインであっても早くから投資経験を積んでおくことは必須だと
考えています。
今は自動売却のシステムもありますが、
僕はその自動売却のシステムについて少し懐疑的な見方をしています。
「自動売却システムがあるから投資経験を積まなくてもいい」という考え方は危険です。
しっかりと投資経験を積んで理解している人が利用するのはいいですが、
よく分からないことをシステムに丸投げというのは避けるべきです。
自分の資産を真剣に考えてくれるのは自分だけです。
システムや他人に全面的に任せるのは非常に危険な考え方だと思います。
特に投資は買いよりも売りの方が難しいと言われており、
僕自身、約10年の投資経験がありますが、そう感じています。
④市場全体が暴落したときに配当金へ与える影響には時間がある
株式市場では、コロナショックなど〇〇ショックという市場全体が暴落する場面があります。
株価が暴落したとしても配当金へ反映されるには時間がかかります。
投資による収入を当てにしていて、FIRE後に暴落に見舞われた時には
何かしらの対策が必要になります。
4%ルールでの取り崩しは直で暴落による影響が出ます。
取り崩し直前に暴落が起きた場合は死活問題になります。
配当金の場合は暴落が起こったとしても翌年の配当金には影響が出る可能性がありますが、
それまでに約1年間の準備期間が生まれます。
その間に一時的にフロー収入を確保することや、生活費を下げる、
暴落した銘柄を買い増すなどの対策ができます。
FIRE直後に暴落が起きると4%ルールの成功率が下がるというデータがあります。
4%ルールを基にした取り崩しというのは
配当金投資以上に市場の動きへの依存度が高いということになります。
インデックス投資を資産のコアにすることは間違っていませんが、
サテライト的に配当金投資というのは暴落へのリスクヘッジの観点から検討の余地があるのではないでしょうか。
⑤投資を通して世界を見ることができる
日本ではお金や政治の話をすることはある種タブー視されています。
どちらも我々の生活に直結する問題にもかかわらずタブー視されていることには
いささか疑問を感じます。
投資をしていくと実感できますが、株式投資では企業業績だけでは株価が動きません。
株価の動きは対象となる会社の業績以外にも対象となる会社と取引をしている会社の業績や
政治、世界情勢といったことが複合的に絡んできます。
そのため、株式投資をしていく上で政治や世界情勢にも興味が出てきます。
しかし、政治や世界情勢について知るということは自立した大人であれば
知っておくべき一般常識です。
株式投資を通して自然と学ぶ方向にいけることはいい副作用です。
日本人がお金や政治に興味がないということは
ある意味日本が平和であることの裏返しではないかと考えています。
これはこれで喜ばしいことですが、
もう少し、お金や政治について議論できる機会が増えた方が
長い目で見て日本がよくなるのではないでしょうか。
あとがき
高配当株投資のメリットを書きました。
- 会社からの理不尽への対抗できる
- 投資の恩恵を先送りせずに今も充実させることができる
- アクティブ投資の経験はインデックス投資の取り崩し時にも役に立つ
- 市場全体が暴落したときに配当金へ与える影響には時間がある
- 投資を通して世界を見ることができる
投資というのは単純に価格の増減だけでは測れない部分があると考えています。
むしろ投資を通して得られる二次的な影響の方がメリットが大きいのではないでしょうか。
参考になれば幸いです。
最後までお読みいただきありがとうございました。