こんにちは!シンです。
今回は「FIREへ向けての目標資産額」について書いていきます。
FIREについてご存じない方に簡単に説明しますと、FIREとは日本語で言うと「定年まで働かずに早期にリタイアして自分の時間をより大切にする」という生き方になります。
そのFIREを目指すにはまとまった資産が必要になってきます。
このまとまった資産というのは個人の生活水準などによって大きく左右されるので、正解はありません。
自分の支出などを加味して自分なりの資産を考える必要があります。
シンの目標資産
僕の現在(2021年5月現在)の目標資産額は5,000万円です。
”現在の”と書いたのは今後変わる可能性があるためです。
5,000万円と定めた理由は後述します。
根拠は「年間生活費×25倍」
根拠は「年間生活費×25倍」です。
この「年間生活費×25倍」は「4%ルール」の中で出てきた数式になります。
FIREを目指す人で「4%ルール」という言葉を聞いたことがない人はいないと思います。
「4%ルール」とはアメリカのトリニティ大学で行われた「トリニティスタディ」という研究です。
「トリニティスタディ」とは生活費の25倍の資産を取り崩していっても96%の確率で30年後も資産が残っているという研究結果になります。
(資産配分は「株式50%/債権50%」です。)
一言に「4%ルール」と言っても細かい条件を変えたりもするので一概に”コレ!”といったものというのは断言できませんが、オーソドックスなものとしては「株式50%/債権50%」となります。
「年間生活費×25倍」に当てはめて考えると、僕の場合では年間生活費が約200万円であるため、
200万円×25倍=5,000万円となります。
そのため、現在の目標資産額は5,000万円としています。
「4%ルール」に関しては以下の書籍に詳しく書かれていたのでとても参考になります。
投資手法に関してもとてもシンプルでありますが、著者がアメリカ人であるため若干日本人の感覚と異なる部分もありますが、大いに参考になる良著であると思います。
それ以上の資産額はイメージできない
5,000万円と設定した理由として、その他には「それ以上の資産額はイメージができない」というのがあります。
FIREする上でもちろん資産額が多ければ多いほど良いに越したことはないですが、多すぎる目標資産額を設定したとしてもその資産額をイメージし、達成できるかというのは別問題となります。
僕は現在約3,700万円の資産がありますが、正直1億円を目標にしたとしても現在の状況では達成できるイメージがつきません。
僕は現在30代なので50代までに達成するという目標であれば可能かもしれませんが、そこまでの時間は掛けたくないというのが正直な気持ちです。
5,000万円であれば少しずつイメージができるようになりました。
達成して見える景色もある
人間、達成し、その目線に立ってみると見える景色が分かります。
僕は資産が500万円、1,000万円、3,000万円、を達成する前後でそれぞれの資産額の印象は変わりました。
恐らく5,000万円に関しても達成前後では印象が変わると思います。
目標資産額は臨機応変に!達成した後に再考する
上記で書いたように、達成前後で資産金額の印象が変わりました。
それなら「色々と考える前に達成してしまって、達成した後にまた考えればいい」と考えるようになりました。
5,000万円を達成して足りなければ6,000万円に、それでも足りないなら7,000万円に。
5,000万円を達成していれば6,000万円や7,000万円もイメージがつく状況になっていると思います。
今どれだけ考えても分からないなら行動し、達成する、そしてまた考える。
これを繰り返して1歩1歩前進していきます。
恐らく5,000万円では足りない
いろいろと書いてきましたが、恐らく5,000万円では足りないと考えています。
4%ルールに関しては「株式50%/債権50%」を毎年取り崩していくことを前提とした考え方であり、僕は取り崩しでのFIREを考えていません。
具体的には配当金をメインとしたFIREなので、4%ルールの軸となる「インデックス投資で増やした資産を取り崩す」というモデルケースより効率が悪いと考えています。
そのため、5,000万円では足りないと考えていますし、そもそも資産すべてを株式や債券に変えて、現金を持たないというのは現実的ではなく、生活防衛資金を考慮すると、4%ルールでFIREしたとしても5,000万円では足りないことになります。
あとがき
今回は「FIREへ向けての目標資産額」について書きました。
現在の目標資産額は5,000万円です。
あくまで”現在の”目標資産額であるため、今後変わる可能性があります。
その時々で目標資産額は臨機応変に変えていきたいと考えています。
参考になれば幸いです。
最後までお読みいただきありがとうございました。
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