こんにちは!シンです。
2020年のコロナショック後から世界市場での株価の回復と成長は目を見張るものがあります。
日本市場も日経平均が最近(2021年9月現在)3万円を回復しました。
僕のポートフォリオもその恩恵にあやかって純資産が過去最高を更新し、
4,000万円を超えました。
(2021年9月現在)
1年前は3,000万円も超えていなかったことを考えると、
(3,000万円を超えたのは2020年10月)
やはりこの資本主義社会では株の成長が一番であることが分かります。
僕は年収が高くないため、主に現在の資産を個別株を買うことで築いてきました。
現在の保有銘柄は数倍~88倍株という銘柄を5社保有しています。
(保有銘柄全部を合わせると23銘柄)
個別株はテンバガー株(10倍株)を見つけることも難しいと言われている中、
運よく88倍株という、もう少しでハンドレッドバガー(100倍株)に到達しそうな株も発掘してきました。
この記事ではそういった銘柄を何を基準に見つけて、
保有時にはどういうことを考えてきたかをまとめました。
株式投資の再現性というのはとても低いです。
再現性はない、と言い切ってもいいくらいかもしれません。
実際に僕もこれからまた数倍~数十倍株を見つけられるか?と聞かれても
「はい」と言い切ることはできません。
それでも数倍株で言うと、10社くらいは見つけてきたので、
何を基準に見つけてきたかをまとめました。
①とにかくPER(予)重視
僕は銘柄を選ぶときには
とにかく”PER(予)”を重視しています。
どんなにいいと思える銘柄だったとしても
PER(予)20倍を超える銘柄はほとんど買ったことがありません。
これは最早アレルギーと言ってもいいかもしれません。
PER(予)以外の指数がどんなに魅力的だったとしても
PER(予)が高いと買う気持ちがなくなります。
僕はバリュー株投資をメインで行っているため割安度を測るPER(予)を重視するようになりました。
もちろん、グロース株はPER(予)が数十~数百倍になっているものも珍しくないため、
PER(予)だけがすべてではないということも理解しています。
グロース株などは流れが来ていて、
現在進行形で伸びている証拠としてPER(予)も高くなっています。
それはそれで投資妙味があると思います。
ただ、そういったPER(予)の高い銘柄はPER(予)が伸びた状態から買ったとしても
2倍になるのも結構難しかったりします。
そんな中、PER(予)はEPSと絡めた計算式で求められるため、
銘柄選定で最重要とされるEPSを含めて判断ができます。
PER(予)で割安かという判断ができ、
割安な銘柄は一旦伸び始めると数倍~10倍株に成長しやすいと感じています。
あくまでも僕個人の経験則です。
PER(予)が割安な指標であることは
株をやっている人は知らない人がいないと言っても過言ではないため、
割安で放置されていた優良銘柄が注目されると
「割安だから買おう!」
と考える人が多いのではないかと考えています。
ではPER(予)は何倍以下で買っているかというと、
最低ラインとして15倍以下であることを指標としています。
できれば10倍以下でとも考えています。
PER(予)が15倍というのはほとんどの本で書かれている
教科書通りの指標なので特別なことではない
基礎的なことです。
何事においても基礎というのはとても大切だと考えています。
②自己資本比率も重視
これは④と⑤にも通じますが、買った株は基本的に数年単位で保有します。
そういった株を安心して保有するには
買う銘柄の財務状況が健全である必要があります。
何年も自分の大切なお金を預けると考えると
預け先の状態はとても大切になってきます。
保有中に投資先の会社に何かがあったら
テンバガー株!とかの騒ぎではなくなってしまいます。
自己資本比率は大体50%以上であることを指標にしています。
③シェアの高い会社はとても伸びやすい
これは完全に僕の経験則ですが、
メーカーなどで「シェアの高い製品を持っている会社」というのは本当に伸びやすいです。
現に今保有している数倍株や88倍株は何かしらとてもシェアの高いものを持っている銘柄が多いです。
シェアが高いもの、というのは僕が今まで読んできた本ではあまり見かけないことですが、
シェアが高いとその分野での力というのが如実に表れます。
仮にシェア100%の製品を作っている会社があったとします。
シェアが100%であるため、ある日その製品の価格を2倍にしても
その製品を買っている会社は言われるがままに買うしかなくなってしまいます。
上記のことは極端なことでしたが、
現実でも台湾の半導体メーカーであるTSMCが今年(2021年)に製品の値上げを発表しました。
TSMCというのは半導体製造で世界的に高いシェアを持っています。
そのため、値上げという納品先のメーカーが嫌がりそうなことでも難なくとできてしまいます。
シェアというのは思っている以上にパワーバランスというのが現れてきます。
参考外部リンク:日本経済新聞 台湾TSMC、半導体最大20%値上げへ 最終製品にも影響
シェアが高いものを持っているか、持っていないかを簡単に調べる方法があります。
それは「四季報を読む」ことです。
四季報には会社の概要が書かれている部分があります。
そこにはシェアなども書かれていることが多く、
そこに目を通すだけで大まかなシェアというのを確認することができます。
④簡単には手放さない
これは賛否両論だと思います。
何なら否定的な意見の方が多いと思います。
というのも、僕は基本的に損切をしません。
ほぼすべての本で損切は大事と書かれていますし、損切は大事ということが僕としても分かっています。
ただ、僕は株式投資を始めた当初にむやみやたらに損切をしていて
数十万円分の損を出していました。
損切は大切です。
ただ、僕の投資スタイルとはあまり相性がよくないと感じて
損切するのを止めました。
そうすると次第に含み益が出るようになり今に至ります。
僕は銘柄選定をする際に年単位での長期保有前提で選定しています。
さらに、僕はバリュー株投資を主軸に投資しています。
バリュー株投資は一種の逆張り投資であるため、
短期的に含み損を抱えることは珍しくありません。
バリュー株投資は長期目線で投資先の会社が伸びると考えて投資することだと考えています。
ウォーレン・バフェットも「買ったときの株価にこだわらない」と語っています。
さらには「少し含み益が出たからといってすぐには売らない」ことも心掛けています。
⑤数倍~数十倍に成長するには年単位の時間がかかる
よく投資系の雑誌ではこの銘柄は1年で2倍になりました!などが書かれていますが、
そういった銘柄をリアルタイムで見つけるのは困難ですし、
確かに1年で2倍になる銘柄もありますが、それは結果論でしかないので
暴騰直前に仕込むのは至難の業です。
そのため、数倍株を目指すには数年単位での保有を前提で考えておいた方がいいと思います。
僕自身、現在保有している銘柄の中で数倍以上になっている銘柄を見返すと最低でも4年以上保有しています。
- A社:6.5倍株になるまでの期間→5年
- B社:6.2倍株になるまでの期間→4.5年
- C社:2.5倍株になるまでの期間→9年
- D社:88倍株になるまでの期間→6年
- E社:3.1倍株になるまでの期間→6.5年
- F社:2倍株になるまでの期間→5年(売却済み)
- G社:2.5倍株になるまでの期間→1.5年(売却済み)
- H社:2.7倍株になるまでの期間→5年(売却済み)
上記の銘柄は今でこそ伸びていますが、
特にD社は数年単位でずっと含み損でした。
それだけの期間含み損なら損切りして別の銘柄へ投資して
機会損失を少なくするべきという考え方はよく分かります。
D社に関しても結果論ですし、個人の考え方次第と思いますので、
絶対的に保有し続けるのがいいとも思いません。
その辺りは自分の特性や性格と上手く付き合って
投資判断をしていくべきだと思います。
あとがき
今回は僕が個別銘柄を選ぶときと保有についてまとめました。
選定時にはもっと細かく見ている部分もありますが、
特に重視していることを書きました。
最近紹介した4銘柄も数年単位で保有することを前提で紹介しています。
どの銘柄も中長期的に伸びると考えているので、
個人的には今後の動きに注目していきたいです。
参考になれば幸いです。
最後までお読みいただきありがとうございました。