こんにちは!シンです。
2021年10月の決算を受けて日本特殊陶業の株価が4%以上上がりました。
そして、増配も発表され、2021年10月28日現在配当利回りが5.3%と超高配当銘柄になっています。
この記事は2021年7月末に公開した記事を現在の状況を踏まえ、リライトした記事になります。
決算と増配を発表しての現在の状況を踏まえて、
日本特殊陶業へ投資する価値があるのかを見ていきたいと思います。
2021年10月28日現在、僕はこの銘柄を保有しています。
(2021年7月に記事を公開した時は保有していませんでしたが、翌月の8月に購入しました)
そのため、フラットな見方ができていないかもしれませんので、
参考程度にして、投資は自己責任でお願いいたします。
7月に書いた記事内容も後半に残しておきます。
10月に書いた内容は見出しの後ろに【2021年10月追記】と書いています。
2021年10月末現在の日本特殊陶業の株価は割安か?
【2021年10月追記】
2021年10月27日の決算発表によって上方修正がされ、翌28日には株価が終値で4%以上上昇しました。
結論から言って
現在の株価でも割安
だと判断しています。
- PER(予) :7.6倍→割安
- PBR(実) :0.79倍→割安
- 配当利回り :5.3%→破格
- ROE :9.08%→優秀
- ROA :5.35%→優秀
- 自己資本比率:58.2%→優秀
10月28日に株価が上がりましたが、指数的にはまだまだ割安だと判断しています。
個人的に今後も今日のような爆発的な株価の上げはしないと考えていますが、
業績がいいので、じわじわと上がっていくのではないかと考えています。
良くも悪くもメジャーな銘柄ではないので。
29.8%増益の上方修正 【2021年10月追記】
2Qの決算で進捗率65%で29.8%増益の上方修正を発表しました。
売上高も営業利益も右肩上がりで、とても堅実な経営状態です。
予想配当を74円から96円へ増配 【2021年10月追記】
今回の決算発表で来期の配当金を74円から96円へ増配することが発表されました。
このことによって2021年10月28日の終値で利回り5.3%のかなりの高配当銘柄へ化けました。
元々、株主還元に積極的な姿勢でしたが、またその事実が実証された形になりました。
目標株価を2200円に引き上げた証券会社も出ています。
94÷2200≒0.043(4.3%)
仮に94円という配当金のまま2200円に株価が上がったとしても
配当利回りは4.3%です。
これでも十分高配当銘柄と呼べるものになります。
半導体関連と自動車関連も調子がいい 【2021年10月追記】
決算短信を読むと、半導体関連と欧州では自動車関連も調子がいいということが書かれています。
コロナや半導体不足の影響は出つつも、収益基盤を世界で分散できているためカバーできているようです。
結論 :割安、買い増すことも検討【2021年10月追記】
日本特殊陶業は株主還元にも積極的で業績もよく、さらに今回増配となりました。
日本の各証券会社も目標株価を2000円台に上げたところも出ており、
追い風が吹いています。
個人的にはこの証券会社のレーディングというのはあまり信用していません。
7月末に書いたときの直前にはレーディングを下げたところもあって、
何か見えない力が働いているような場面があります。
僕はこの銘柄をすでに保有していますが、今まで書いたようにまだまだ割安だと判断しています。
5.3%という破格な高配当銘柄となったことも投資意欲が上がりました。
十分に買い増すことも検討する価値があると判断しています。
参考になれば幸いです。
日本特殊陶業株式会社とは
スパークプラグを始め、高シェアの部品をいくつか持っています。
事業はほぼ自動車業界に偏っています。
指標
EPSはきれいな右肩上がりではないことは懸念材料ですが、
かといって右肩下がりというわけでもないので、
最近の株価の右肩下がりは割安感があると感じます。
それに伴い、PER(予)は10倍を下回っていて、
PBR(予)も1倍を下回っていてこちらも割安感があります。
肝心の配当利回り(予)は4倍を超えていて、高配当銘柄になっています。
自己資本比率も50%を超えているため倒産のリスクは低いです。
ROEは9.1%で、目安となる10%を若干下回っていますが、
日本特殊陶業は製造業であり、ROEは他業種と比べて低い傾向があるため、
優秀な方ではないでしょうか。
ROAも5%を超えています。
各指標だけ見ると悪くはないと思いました。
配当性向
現在の配当性向も約33%と、低すぎず高すぎないため、今後も配当金が上がる余地があります。
HPを見ても、株主への還元を重視していることが明記されており、
日本企業の中では株主への利益還元の姿勢が高いことが伺えます。
配当金
2020年から2021年は減配となりましたが、それまでは右肩上がりの配当金を継続していました。
減配と言っても大きな減配ではなかったことも加味すると、
今後も安定して配当金がもらえるように見えます。
売上/営業利益/経常利益
売上は横ばいに近いとは言え、右肩上がりではあります。
10年分を見ても落ち込みがないので安定感はあります。
(コロナ禍でも右肩上がりというのはなかなかだと思います)
利益に関してもコロナ禍でも極端に利益を下げずに確保できているので、
こちらも安定感があるように思います。
懸念事項
これまでプラスのことを多く書いてきましたが、
以下のことが懸念材料と考えています。
- スパークプラグの将来性
- チャートが下落基調
- 決算に注目
スパークプラグの将来性
スパークプラグはエンジン点火の部品です。
今後は必ず電気自動車が主流となります。
そうなるとスパークプラグが必要なくなるでしょう。
そうなったときに新しい主力製品が出てこなかったら利益が落ち込むでしょう。
セラミックスに活路を見出そうと頑張っているようです。
チャートが下落基調
2021年7月現在、日本特殊陶業のチャートは下落基調です。
今買っても含み損を抱えるでしょう。
その他にも最近ゴールドマンサックスが
7/16にレーディングの格下げを発表しました。
その結果、さらに株価が下がるという場面もありました。
チャートを見ても200日移動平均線を大きく割り込んでおり、
即座に上がるようには見えません。
ただ、長期のチャートを見ると、1500円が下支えになるかもしれません。
(ゴールドマンサックスの目標金額とも合致しますし)
そこを下抜けるとさらに下落しそうですが、
そこは抜けないのではないかと個人的には思っています。
決算に注目
日本特殊陶業は2021年7月30日に決算が発表されます。
それ次第ではトレンドが変わる可能性があります。
買うか買わないかは決算後の値動き次第でいいのではないでしょうか。
あとがき
個人的に最近注目している高配当銘柄についてまとめてみました。
重ね重ね、投資は自己責任でお願いします。
個人的には割安だと思っていますが、
各社のレーディングの引き下げが気になります。
この会社について何かご意見があれば他の投資家の方の意見も聞きたいです。
参考になれば幸いです。
最後までお読みいただきありがとうございました。
にほんブログ村