FIRE

FIRE後の住居について考える

こんにちは!シンです。

最近ではFIREという言葉が徐々に浸透してきてはいますが、

それでもまだまだ認知度が低いことには変わりありません。

それにどんなにFIREという言葉が浸透していったとしても

世間的に「無職」であることには変わりありません。

シン

サイドFIRE(資産運用しつつ、自分に合った事業をするなど)的な働き方ならまた違うのかもしれませんが、フルFIREでは世間的には無職と見られてしまいます。

そうなったときに日本では色々と弊害が出てくるので、その点を考えてみたいと思います。

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賃貸契約がしにくい

日本で生活する以上、以下のことが重視されています。

  1. 会社員であること
  2. 年収

日本ではどこかの組織に属している人の方が信用度合いが強い傾向があります。

自営業の場合、個人でどれだけ稼いでいたとしても組織に属している人の方が信用度合いが高いと判断される場合もあります。

この件は漫画ではありますが、最近読んだ「正直不動産13巻」でも触れられており、

組織に属することや、所属する組織自体も値踏みされていることが現実になっています。

そのため、会社組織に属さず個人となったFIRE達成者は賃貸契約がしにくい傾向にあります。

現在の法律では借りる方が有利であるため、オーナー側としては安定的に家賃を払ってもらえる見込みのある人に借りてほしいと考えています。

こういった事情から、高齢者ではなかったとしても賃貸契約がしにくくなるというのは覚えておく必要があります。

シン

FIREをする人は一般的に資産が多く、

金銭感覚もしっかりされている人が多い傾向ですが、

日本では「組織に属する」ということを重視していることは改めて認識しておく必要があります。

正直不動産は漫画ではありますが、きちんと取材をされて書かれているものなので、

ご興味がありましたら是非とも1巻から読んでみることをおすすめします。

漫画なので読みやすいです。

FIRE後の住居対策

FIRE後の住居対策は以下のものが考えられます。

  1. 賃貸であれば現在のところに住み続ける
  2. 退職前に引っ越しをする
  3. UR賃貸住宅を利用する
  4. 物件を購入する
  5. 番外編:実家に戻る

①賃貸であれば現在のところに住み続ける

これが一番楽な方法です。

ただし、FIRE後に生活を抑えたい場合は引っ越しをする必要があるので、

後述する方法を検討する必要があります。

経験上、契約更新をするときには再審査されたことはないので、

住み続ける場合はFIRE後すぐに住む場所で困ることはなさそうです。

②退職前に引っ越しをする

会社組織に属していることが賃貸契約で重視されているなら

退職前に引っ越し先を契約しておけばいいということになります。

ただし、以下の問題が可能性として考えられます。

  • 契約時に勤務先を申告する必要があるため、契約後すぐに退職することは申告する必要がなかったとしても
    事実上、虚偽申告として受け取られる可能性がある

③UR賃貸住宅を利用する

UR賃貸住宅を申し込みをする資格には以下のものがあります。

  1. 申込者本人の平均月収額が基準月収額以上ある方
  2. 貯蓄基準制度について

FIRE後には無職という括りになるため、

ここでは②の貯蓄基準制度を利用することになります。

貯蓄基準制度とは

家賃額の100倍の預金があることを証明できれば借りることができるという制度です。

(例)家賃:5万円なら×100倍の500万円の預金を証明する

出展:UR賃貸住宅

ここで注意が必要なことは「預貯金の合計額」ということです。

FIREを達成された方の中には現金比率が低く、投資に資産を回している人も多いと思います。

そのため、家賃金額の100倍の預貯金というのは案外ハードルが高い場合があるため、

その点は注意する必要があります。

外部リンク:UR賃貸住宅 お申込み資格

④物件を購入する

物件を購入してしまえば、

賃貸契約ができないなどの心配をする必要がなくなります。

ただ、これに関しては僕個人としてはあまり選択肢に入れていません。

理由としては

  1. 物件を購入することで、集中投資となる
  2. 簡単には引っ越せなくなる
  3. 簡単には売却できない
  4. 自然災害時のリスクが高い

上記のリスクが考えられるため、現時点では選択肢に入れていません。

シン

これからの時代、所有することというのは

今まで以上にリスクが大きいと考えています。

「手ぶらにして選択肢を多く」しておくことが、

これからの時代で必要なことだと思います。

⑤番外編:実家に戻る

実家に戻るというのも選択肢の一つとして考えられます。

実家に戻ってFIREなんてFIREとは言えないという批判もあると思いますし、

そういった批判があったとしても、それはもっともなことだと思います。

上記を踏まえても視点を変えて考えてみることで実家に戻るということも

選択肢としてはアリなのではないかと考えます。

両親と過ごす時間もあまり長くはない

シン

僕は実家を出て15年経ちます。

実家に戻るのは大体年に1回です。

たまに電話をしたりはしますが、

実際に会うということとはまた違います。

両親が現在65歳くらいなので85歳まで存命した場合、

7日(帰省期間)×20年=140日となります。

こう考えると、あと半年の期間も過ごせなくなります。

FIREをして自己実現なども大切ですが、

家族と過ごす時間ということにも目を向けていきたいですね。

本当にFIRE後に賃貸は借りにくいのか?

僕はまだFIREしたわけではないため、これまで書いたことの中には予想となる部分もあります。

今の時代はブログやSNS等で情報発信をしている方も多くなっているため、

そういった方から情報をもらうことはとても有意義なことです。

今回、この記事を書くにあたり、金村圭介さんの記事を参考にさせていただきました。

金村さんは僕と同学年で、FIREを達成された方です。

金村さんのFIRE後の収入源はインデックス投資の資産や短期バイトで賄っているそうです。

そのため、世間的には「フリーター」という括りになります。

金村さんは地方を転々としてFIRE後の生活を楽しんでいるそうです。

地方を転々とするには賃貸を契約する必要があります。

金村さんのブログには賃貸契約をするときの過程や苦労が書かれていました。

結果から言うと、フリーターや無職だったとしても契約できないことはないようです。

ただ、金村さん自身、契約を拒否されたこともあるそうなので、

安心はできないということは頭の片隅に置いておく必要がありそうです。

外部リンク:キムのセミリタイア日記 アパート審査の結果が出た

シン

会社の後ろ盾がなくなるというのは想像以上に弊害が出ると考えていましたが、

今の時代、FIREの先駆者たちが情報を残してくれているというのは大きな強みです。

そういった方々が発信してくれている情報はありがたく活用したいと思います。

シンはどうするか?

僕として現在考えている選択肢は

  1. 現在のところに住み続けつつ、バイトをする:サイドFIRE案
  2. 熊本に戻って賃貸契約をする、時々バイト:ほぼフルFIRE案
シン

僕は今のところ自分で稼ぐ力がほぼないので、

バイトで補填する案を考えています。

①現在のところに住み続けつつ、バイトをする:サイドFIRE案

僕は現在住んでいるところの家賃が約5万5千円です。

会社員を辞めると正直この家賃は重たいですし、現在の資産額では最低限の生活費もギリギリ賄えない状態です。

そのため、バイトで補填しつつ、余剰資金を投資に追加投入していくことで

最終的にフルFIREするという案になります。

②熊本に戻って賃貸契約をする、時々バイト:ほぼフルFIRE案

僕は地元が熊本です。

熊本市の家賃を調べてみると

家賃が3万円~4万円で結構いい物件がいくつもあったので、挙げてみました。

熊本で3~4万円の物件を契約すれば生活費は配当金で賄えるため、FIREが可能となります。

生活費が賄えるといってもギリギリなので、追加投資用の資金はバイトするという案です。

シン

現時点ではどちらにせよバイトは必要になってきます。

ただ、②の案であればバイトの日数はかなり減らすことが可能です。

あとがき

衣食住というように、住むところというのはとても大切ですね。

僕自身、この記事を書く前までは漠然と「借りられないリスクがあるな」と考えていました。

しかし、それらのリスクというのはすでにFIREを達成された先輩たちも通ってきた道であるため、

そういった情報というのも出てきています。

今回、そういった情報やいろいろと調べると少し不安がなくなりました。

参考になれば幸いです。

最後までお読みいただきありがとうございました。

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shin
こんにちは!シンです。 関東在住の30代サラリーマン男性です。 本業はメーカーで設計をしています。 人生をより豊かにできるための情報を発信していけたらいいな、と思いブログを始めました。
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