こんにちは!シンです。
2021年12月7日に楽天証券のトウシルで桶井道さんの記事が投稿されていました。
外部リンク:FIRE生活に強いのは「日本株高配当株」or「米国株高配当株」?初心者にもオススメ長期投資向き日米高配当株10選:桶井道さん
桶井道さんと言えば1億円の資産を築いて、47歳でFIREされた
FIREを目指す身としては尊敬すべき大先輩です。
桶井道さんは増配銘柄を中心に17か国に投資をしている投資家です。
桶井道さんの投資方法は僕の投資方法と近いと感じ、
今回の記事もとても参考になりました。
僕自身、配当金を中心にFIREを考えています。
僕は高配当に限定せず、長期目線で配当を出し続けてくれる会社を中心に投資しています。
そのため、このブログでも高配当というワードはあまり使わずに
”配当金”投資という言葉を使うようにしています。
この記事ではトウシルの記事を紹介しながら、
それに対して差し出がましいですが、僕が感じたことも一言添えていきます。
FIREを目指す上での投資先
記事の中で、桶井道さんは代表的な投資先として、
- 株式投資
- 不動産投資
- FX
- 仮想通貨
の4つを挙げられています。
その中でも「株式投資を長期投資」することがおすすめと書かれています。
その他の投資がおすすめできない理由としては
- 不動産投資:少額から投資できない、流動性が悪い(すぐに売買できない)
- FX:誰かが儲かると誰かが存するゼロサムゲームであることと、
相場が常に開いていることが兼業投資家との相性が悪い - 仮想通貨:値動きが激しい
桶井道さんが挙げた不動産、FX、仮想通貨のデメリットに関して、
僕もその通りだと考えています。
仮想通貨に関しては上記のデメリットに追加して僕は
「税制度が未整備」ということも挙げられると考えています。
仮想通貨の税金は非常に重く、
大きなリスクを取った見返りに見合っていないと考えています。
さらに、利益を確定した時点で納税も確定するので、
その後に損を出しても確定した税金分を納税しないといけないのも
非常に重い税金だと考えています。
不動産投資に関してはきちんと勉強して投資すれば安定的なキャッシュフローを生ませることもできるので、
人によってはFIREとの相性は抜群だと思います。
ただし、FXと仮想通貨に関してはFIREとの相性は良くないと考えています。
FIREでは安定的なキャッシュフローというのが非常に重要です。
そういった意味でもFIREを意識した投資対象としては「株式投資」もしくは「不動産投資」になるのではないかと考えています。
投資先は日本?アメリカ?
2010年代はアメリカ相場が絶好調だったことから、最近はアメリカへの投資がブームになっています。
桶井道さんは日本株とアメリカ株、一概にどちらがよくてどちらかが悪いというわけではなく、
一長一短と書かれています。
僕も日本に住んでいる以上、
日本株への投資もアメリカ株への投資も
メリット、デメリットがあると考えています。
アメリカ在住であればアメリカ株のみの投資でもいいと思いますが、
僕たちは日本に住んでいるため、
多少リスクを冒しても日本株への投資をする意味というのがあると考えています。
桶井道さんが考える日本株のメリット、デメリット
◇メリット
- 配当控除を利用することで税金面で有利
- 大型株で高配当株、増配株がある
◇デメリット
- 少子高齢化による人口減少社会となり、経済発展が望めない
- 単元株制度(通常、100株から購入可能)により、まとまった金額が必要
僕は上記のメリットにある配当控除は岸田政権下で議論される可能性のある
金融所得課税の増税でも配当控除はなくならないと考えているので、
キャピタルゲインでの利益と差が広がる可能性があります。
そうなると、インカムゲインである高配当株が見直される可能性もあると考えています。
デメリットの経済発展に関しては、その通りだと思います。
内需が減っていく以上、海外進出している企業でないと安心して投資できない時代が来るかもしれません。
単元株制度に関しては、マネックス証券などを利用すれば単元未満でも購入できるので、
そこまで大きな問題ではないかと考えています。
桶井道さんが考えるアメリカ株のメリット、デメリット
◇メリット
- 優れた成長率と積極的な株主還元
- 今後も人口増加国
- 最先端技術によるイノベーション、軍事、経済で世界の覇権を握っている
- 単元株制度がなく、少額から投資することができる
◇デメリット
- 税金面で不利
- 金融所得課税増税されるとさらに不利になる
外国株には外国税額控除がありますが、
FIREとの相性はあまりよくありません。
少なくとも僕はFIRE後に外国税額控除は使わない予定です。
理由は
- 住民税の申告不要制度が利用できない
- ①ができないため、配当控除と国民健康保険料を安くできなくなるため
僕自身もアメリカ株へ投資はしていますが、
それは地域分散を主目的とした投資であり、
FIREへの資金作りは日本株をメインとしています。
日本株投資がひと段落したらインデックス投資にしていき、
資産を盤石化していく予定です。
シンが考える日本株配当金投資とアメリカ株配当金投資
最後に僕が考える日本株配当金投資とアメリカ株配当金投資について
現時点での考えをまとめます。
桶井道さんが書かれているように、日本株とアメリカ株にはそれぞれ魅力があり、
一長一短だと僕も考えています。
ただ、昨今の情勢を考えると、
銘柄選定は十分にする必要がありますが、日本株への配当金投資の魅力が高まっていると考えています。
その理由としては
- 金融所得課税増税されることでの外国株の投資利益圧縮とインデックス投資売却による利益圧縮
- グロース株投資加熱による日本バリュー株の放置
- 利益を出している日本企業は多い
金融所得課税増税されることでの外国株の投資利益圧縮とインデックス投資売却による利益圧縮
はじめに、僕は岸田政権の掲げている金融所得課税増税には反対です。
しかし、「悪法も法なり」という言葉があるように、
法として定められたとしたら、それを犯すと犯罪になってしまいます。
その悪法に対して対策を取る必要があります。
その対策としてが配当控除だと考えています。
配当控除は二重課税である以上、今後改悪されることはあっても即座になくなるということは考えにくいからです。
仮に金融所得課税が30%になったとすると、
アメリカ株から得られる利益には
現地の税金10%に日本の税金30%が取られることになります。
これほどの税金を取られてしまったら、アメリカ株の成長のうま味が著しく損なわれてしまいます。
インデックス投資についても同じです。
4%ルールが王道ですが、税金が30%も取られてしまったとしたら
インデックス投資でのFIREを考えている人のFIRE計画を
大きく見直す必要が出てくるのは必至でしょう。
それくらい税金の重みというのは大きいと考えています。
グロース株投資加熱による日本バリュー株の放置
今の世間のトレンドはグロース株への投資が人気です。
アメリカの指数であるナスダックが特に注目されていることがその象徴でしょう。
しかし、投資先は長い目で見ると循環していくので、
いつかはまたバリュー株投資も日の目を見る時が来ると考えています。
ゆくゆくはバリュー株投資も注目されると考えていますが、
現時点では逆張り投資になってしまいます。
投資は順張り投資が王道である以上、
逆張り投資には相応のリスクがあります。
しかし、後述するように日本のバリュー株の中にはきちんと利益を上げている企業があります。
それを考えると、あまり悲観的にならなくてもいいのではないかと考えています。
利益を出している日本企業は多い
配当金の源泉は企業の利益です。
現在の日本企業はきちんと利益を上げている企業が一定以上あります。
そういう意味では長期的に安定的に配当金を出してくれる企業というのも日本の中にはまだまだあるということになります。
相対的にバリュー株が軽視されてはいますが、きちんと利益を上げている以上、
買い場であるとも考えられます。
あとがき
今回はトウシルに投稿された桶井道さんの記事について書きました。
桶井道さんの投資に対する考え方はとても近いところがあるため、とても参考になります。
トウシルの記事では桶井道さんが考えるおすすめの銘柄なども書かれていたので、
気になる方は一度記事を読んでみてはいかがでしょうか。
外部リンク:FIRE生活に強いのは「日本株高配当株」or「米国株高配当株」?初心者にもオススメ長期投資向き日米高配当株10選:桶井道さん
参考になれば幸いです。
最後までお読みいただきありがとうございました。