こんにちは!シンです。
僕の目標はFIREです。
FIREというのは日本人になじみのある言葉で言うと、
定年まで働かずに早期リタイアすることです。
早期リタイアという言葉だと、リタイアした後は働かないというイメージになりますが、
そういった完全リタイアとなるとかなりハードルが高くなります。
この記事ではハードルの高い完全リタイアではなく、
その一歩手前の「セミリタイア」ということに焦点を当てて、
セミリタイアのシミュレーションをしてみました。
早期リタイアに必要な金額は?
早期リタイアするには十分な資産が必要になります。
基準としては生活費×25倍の資産が必要と言われています。
25倍の資産を投資で運用することで
資産を減らさずに生活ができるといわれています。
独身だったとしても年間生活費が200万円くらいはかかる人が多いのではないでしょうか。
仮に200万円の生活費が必要だったとしても
200万円×25倍で総額5,000万円の資産が必要になります。
しかも、5,000万円をすべて投資に回さないと生活費×25倍の運用資金が達成できていません。
不測の事態のための生活防衛資金などを考えると
生活費×25倍の資産だけでは足りないということになります。
そうなると、5,000万円では足りず、投資資金とは別に現金を用意することとなり、
5,500万円など、必要資産がどんどん膨らんでしまいます。
会社員の方はあまり意識していませんが、
生活費や生活防衛資金とは別に
日本で生活するには社会保障費というものが必要になってきます。
社会保障費はいわゆる
「国民年金」や「国民健康保険」のことを指します。
「国民年金」や「国民健康保険」に関しては過去に詳しく書いた記事がありますので、
気になった方はご一読いただけたら幸いです。
3,000万円の資産でのセミリタイアシミュレーションを考える
生活費が200万円だったとして必要な資産は5,000万円だと書きました。
5,000万円というのは金額が大きいため、
ここでは目標資産額を3,000万円としてシミュレーションをします。
3,000万円も十分多いでしょ
少々乱暴なシミュレーションですが、
月々10万円を年率7%で運用できたなら
約15年で達成可能です。
外部リンク:楽天証券 積立かんたんシミュレーション
年率7%運用の根拠は?
月々10万円の入金というのは厳しいでしょ
年率7%はS&P500の年平均リターンと同じ値です。
もちろん、今後もそのリターンを続けられるかは分かりませんが、
S&P500に連動するインデックスファンドに月々10万円入金していけば
15年後には3,000万円に到達している計算になります。
月々10万円の入金というのもあながち難しい金額ではないと考えています。
もちろん、簡単ではありませんが、
月々は8万円を入金していて、残りの24万円はボーナスから補填するというのもひとつの手だと考えています。
月々8万円をねん出する方法はこちらの記事を参考にしてください。
今回ご紹介したのはあくまでも一例です。
15年ではなく20年にしてみてもいいと思います。
大切なのは無理せずに続けることです。
続けていけば必ず3,000万円は達成可能です。
3,000万円達成後は4%ルールで取り崩す
インデックス投資には有名な出口戦略として
4%ルールというのがあります。
4%ルールには定額取り崩しと定率取り崩しという2つの方法がありますが、
ここでは定額取り崩しを実践したとします。
つまり3,000万円から4%分の120万円を毎年取り崩していきます。
取り崩したとしても残りの2,880万円は運用され続けるので、
1年後には3,000万円に戻ることになります。
年率7%運用で、毎年4%分を取り崩すと、増えるように思いますが、
4%ルールは毎年のインフレなども考慮しての考え方となります。
突き詰めていくと複雑になるため、ここではできるだけシンプルに
インフレを加味した上で4%取り崩しても1年後には年率7%で運用して
元の3,000万円に戻るとしています。
3,000万円の4%は120万円です。
(税金は省略しています)
必要な生活費は200万円なので、残りの必要金額は80万円です。
80万円をどうやって稼ぐか、というのは一番手っ取り早いアルバイトで考えてみます。
1都3県の最低賃金は950円
東京、神奈川、千葉、埼玉の1都3県の最低賃金は
千葉の953円です。
(2021年11月現在)
そのため、ここでは最低賃金は950円としてシミュレーションします。
まず、1年で80万円を稼ぐには1ヶ月では約6万7千円が必要です。
週に働く日数 | 1日に働く時間 |
---|---|
2日 | 8.8時間 |
3日 | 5.9時間 |
4日 | 4.4時間 |
セミリタイアなのに週5で働くのはおかしいと思ったので、
週5勤務は除外しました。
週2日でも9時間弱の勤務で月6万7千円は達成可能と出ました。
個人的には週3勤務で1日の労働時間が6時間以内というのがバランスが取れているように感じました。
結論:15年で3,000万円を達成して週3勤務でセミリタイアは可能
結論としては15年で3,000万円を貯めてフルタイムの仕事を辞めて
週3勤務のセミリタイア生活は理論上可能ということが分かりました。
今回のシミュレーションは社会保障費を考慮していない、
取り崩し時の税金を考慮していないなど、
もう少し爪が必要な部分はありますが、
ザックリとしたシミュレーションでは15年でセミリタイア生活へ移行が可能となりました。
社会保障費などが気になる方は、記事の上の方に貼った過去の記事をご一読ください。
あとがき
今回は3,000万円という節目の金額でシミュレーションをしました。
15年というのは長いと感じるかもしれませんが、
22歳の新卒の方の15年後はまだ37歳です。
65歳定年になりつつある現代では37歳でフルタイム労働から解放されると考えると
決して長くも無いのではないでしょうか。
参考になれば幸いです。
最後までお読みいただきありがとうございました。
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