新年あけましておめでとうございます。
2022年も引き続きFIREに向けて頑張っていきます。
よろしくお願いいたします!
僕は熊本出身です。
現在は関東に住んでいます。
少しずつFIREの目標金額に近づいてきているので、できるところからFIREの準備をしている次第です。
そんなところ、今回はFIRE後の居住候補のひとつである熊本を下見してきました。
熊本を出て早15年以上が経ちます。
FIREをすると、実質住む場所はどこでもいいことになるので、
原点に立ち返り、熊本に戻ることも可能性のひとつとしてアリかと思い、候補に入れています。
- FIRE後に住む場所としての熊本の魅力
- 熊本の弱点
- おまけ:熊本地震から現在までの熊本城復興状況
熊本を候補として挙げる理由
僕は独身なので、独身目線で熊本をFIRE後の居住地として魅力的な点を挙げます。
- 熊本市では家賃2万円台、3万円台がゴロゴロある
- 熊本市は人口70万人以上を要する政令指定都市
①熊本市では家賃2万円台、3万円台がゴロゴロある
築年数は20年くらいのものになりますが、単身者であれば熊本市内でも
家賃が2万円~3万円の鉄筋コンクリート造の物件がいくつも出てきます。
関東であれば最低でも5万円~6万円くらいするので、半値以下の物件も珍しくありません。
しかも熊本市内でFIREをするならば通勤がないということになるので、
車を所有しなければかなりコスパがいいと考えています。
地方都市は都市部に比べて家賃が安いことが最大の魅力です。
しかし、数年後にはそれくらいしか魅力がなくなってしまいます。
2021年12月に発表された税制大綱によって配当金控除の改悪と
住民税の申告不要制度という制度が廃止される見通しとなったため、
地方の魅力というのが大幅になくなりました。
詳しくは過去の記事をご参照ください。
②熊本市は人口70万人以上を要する政令指定都市
熊本は田舎なイメージがあると思いますが、
意外にも熊本市は人口70万人を超す政令指定都市になります。
後半に載せている写真は熊本市の中心部ですが、そこそこ栄えています。
普段の買い物に困ることはまずないかと思います。
地方都市は大都市圏と比べてコンパクトにまとまっていることが大きなメリットだと思います。
大都市圏は魅力的なスポットがいくつもあるのが売りではありますが、
それゆえ移動が大変というデメリットも存在します。
その反面、地方都市の多くは中心街の1ヶ所にコンパクトにまとまっていることが多いです。
コンパクトにまとまっているがゆえに移動が楽というメリットがあります。
熊本市の弱点
弱点を考えたときに、配当控除改悪の影響によって地方の弱点が露呈することになっています。
数少ないFIRE民も地方を選択するメリットというのが薄れているため、
ささやかながら過疎化が促進しそうな気がします。
(そもそもFIREしようと考えている人間が少なすぎて影響なさそうな気もしますが)
- 国民健康保険は都市部より高い
- サイドFIREで車移動が必要な場合はコスト面で微妙
- 公共交通が微妙
- 食料品の価格は都市部と変わらない
①国民健康保険は都市部より高い
僕が現在住んでいる地域(関東の郊外)では月の国民健康保険料が約2万円です。
熊本市では月約3万円となり、年にすると約12万円の差額が出ます。
いくら家賃分の差額があるとは言え、関東郊外で家賃が安いところに引っ越せばひっくり返る可能性が出てきました。
地方に移るメリットが薄れています。
②サイドFIREで車移動が必要な場合はコスト面で微妙
①で国民健康保険料の時点で地方の魅力が落ちている中、
車を所有した場合は微妙どころか地方の方がお金がかかる可能性が高いです。
車の保険、ガソリン代、税金、駐車場代を合わせると確実に車を持たない都市部の方が
抑えられる気がします。
③公共交通が微妙
これはある種、熊本市特有の問題点ですが、公共交通に難点があります。
熊本県人100人に聞いたとしたら200人から
熊本駅の位置は失敗している
と返答が来ることでしょう。
全国を見てみてもここまで県の名を冠する駅から
中心街まで距離がある駅はないと思われます。
④食料品の価格は都市部と変わらない
地方は物価が安いというイメージがあるかもしれませんが、
少なくとも食料品に関して言えば、都市部と変わりません。
実際に実家近くのスーパーに見に行きましたが、値段は変わりませんでした。
スーパーで食料品を買おうとすると都市部と値段は大差ありません。
安く買おうとすると、田舎特有の
郊外に設置されている無人販売所や、道の駅とかで販売されているものを
買うという選択肢があります。
しかし、水前寺駅周辺からそういったところに行って買う方が効率が悪かったりしますし、
行くとすると車が必要だったりと、現実的ではありません。
まとめ
- 家賃は大都市圏と比べて半値くらいで住める(単身者基準)
- 食料品は大都市圏と大きく変わらない
- 国民健康保険は大都市圏よりも高い
- 大都市圏よりも生活費を抑えたいなら車は絶対に所有しない
→所有すると逆に高くつく可能性が高い
水前寺駅周辺~熊本市中心街の風景
↑水前寺駅周辺です。
↑熊本市中心部です。
2022年熊本城の現在
2016年の地震直前の熊本城の写真はこちらの記事にあります。
あとがき
僕個人の試算であれば、以下の条件であれば熊本の方が少しだけ生活費を抑えられます。
- 現在の関東に住んでいる家賃(5万5千円)と熊本の家賃(3万5千円と想定)を比較した場合
- 車を所有しない場合
ただ、長距離の引っ越しなので、引っ越し代等を考慮するとそこまでのメリットがあるか?
と考えた場合、微妙なところです。
住民税の申告不要制度が改悪されなければ完全に地方都市有利でした。
ただ、どこかの経済音痴様のおかげで、それらのメリットがほぼほぼなくなりました。
住民税の申告不要制度の改悪は非常にダメージが大きかったです。
参考になれば幸いです。
最後までお読みいただきありがとうございました。